Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
そのはばたきの、すさまじかったこと。二十メートルもはなれたところに立っていたきこりの顔に、はばたきの風が、あらしのように、サーッと、吹きつけたといいます。
気をうしなったように、みうごきもできなくなっていたきこりは、そのはげしい風にうたれて、やっと気をとりなおし、あとをも見ずに、いちもくさんに逃げかえったのでした。
ふもとの村にたどりついて、そのことを話したものですから、さあ、たいへんなさわぎになりました。村のちゅうざい所から、警察署へ、それから、国警本部へと、電話でほうこくされ、警官隊が、ふもとの村へかけつける。それにつれて、各新聞社からも、おおぜいの記者や写真班があつまってくる。消防隊や青年団も、かりだされる。そして、その一団が、きこりを、道あんないにして、大円盤のおちたという山中へ、わけのぼった、というところで、夕刊の記事はきれていました。ふかいふかい山のことですから、夕刊のしめきりまでに、そうさくの結果がわからなかったのです。
この新聞記事は、日本じゅうをわきたたせました。ことに、東京の人たちは、空とぶ円盤を見たのですから、そのさわぎは、ひとしおです。