Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
すると、ぼくの服と同じものが鏡にうつるので、ぼくはそれを見て『フク』と、おしえてやればよいわけです。こういうおしえかたは、絵をかいてもやれますが、魔法の鏡のほうが、どれだけ、手ばやいかわかりませんよ。
そんなふうにして、五日ほどおしえているうちに、もう、ちょっとした会話が、できるようになりました。すると、トカゲ男は、さいしょに、おそろしいことを、ぼくに申しわたしました。
『キミ、ニゲル、ハイニナル。』
と、こう言うのです。『きみが逃げると、ハイになる。』という意味らしいのですが、『ハイ』とはなんでしょう。ハエのことでしょうか。やつは星の世界の魔法で、ぼくをいっぴきのハエにかえてしまうつもりかと、びっくりしていますと、怪人は、すばやく円盤のそとへ、とびだしていって、しばらくすると、いっぴきの小ザルを、つかまえて、もどってきました。はねがあるのですから、木の上のサルをとらえることなんか、わけはないのです。
やつは、その小ザルを、れいのやわらかい金属で、しばりつけ、逃げだせないようにしておいて、どこからか、てのひらの中にはいるような、銀色の、小さな丸いものを持ちだしてきました。