Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
銀色の鉄仮面なのです。この仮面は、宇宙怪人が、自分でつくったものでした。あのはがねのようにかたくて、しかも、自由自在にまがる、星の世界の金属でつくったのです。そういう、ふしぎな金属ですから、仮面をつくるのも、わけのないことでした。怪人は、ぼくの知らぬまに、大円盤の中の工作場で、それをつくりあげていたのです。
ぼくは、洋服のせなかに、はねのはえている銀仮面の怪物を見て、いちじはギョッとしましたが、すぐ宇宙怪人の変装とわかったので、
「きみは、そんな変装をして、いったい、なにをするつもりだ。」
と、たずねてやりました。
『ワカラナイカネ。』
あいては、銀仮面の三日月がたの口で、ニヤニヤ笑っているばかりです。
『さては、きみは、そんな日本人の変装をして、東京の町へ、まぎれこむつもりだな。そして、なにをしようというのだ。地球のようすを――日本のようすを、さぐるのか。スパイをするのか。』
『ソウカモシレナイ。』
怪人は、やっぱり笑ったままです。
『スパイをするだけでなくて、何か、ぬすみだすのじゃないか。地球の人間を、ほりょにして、星の世界へつれていこうというのじゃないか。