Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
気をうしなったのです。
ゆりかさんの悲鳴をきいて、おとうさまがかけつけ、それから、明智探偵と中村係長が、かけつけてきました。
廊下や、部屋に、あやしいものがいないことをたしかめると、明智は、ツカツカと窓に近づいて、いきなり、ガラス戸をひらきました。
なにもいません。さっきの銀仮面は、どこへ行ってしまったのでしょう。
中村係長が、窓から半身をのりだして、刑事の名をよびました。すると、暗やみの庭のむこうから、かけだす音がして、ふたりの刑事が、窓のそとへやってきました。
「いま、おじょうさんが、ここで、なにかを見て、気をうしなったんだ。あやしいやつが、庭へはいってきたのじゃないか。気がつかなかったか。」
係長が、あわただしく、たずねました。
「わたしたちは、あちらのしげみの中に、身をかくして、家ぜんたいを、たえまなく、見はっていましたが、あやしいことは、なにもありませんでした。」
ふたりの刑事は、口々に、そう答えました。
「明智先生、いま、ゆりかが気がつきました。そして、窓のそとに、銀仮面がいたと言うのです。逃げるひまはありません。そのへんをさがしてください。