Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
とつぜん、ガチャン、ドシーンという、おそろしい音がしました。なにかが、上から落ちてきたのです。
怪人は、ハッとしたように、うしろをふりむきました。すると、そこには、くらの入り口いっぱいのがんじょうな鉄ごうしが、たちふさがっていることが、わかりました。いまのは、それが上から、落ちた音だったのです。
さすがの宇宙怪人も、それと気づかなかったのですが、いまふみこんだ、くらの入り口のゆか板が、一枚だけ、すこし動くようになっていました。だれかが、それをふむと、板の下に、電気じかけがあって、入り口の上に、とめてあった鉄ごうしがはずれ、ガチャンと、落ちるようになっていたのです。つまり、ネズミとりを、何百倍も大きくしたような、しかけだったのです。
怪人は、いきなり、その鉄ごうしにとびついて、力まかせに、上にあげようとしましたが、太い鉄棒をくみあわせた、ひじょうに重いこうしですから、いくら怪人の力でも、ビクともするものではありません。
こうして、ついに、怪人は、とらわれの身となったのです。巨大なネズミとりにかかって、いかな魔力をもっても、どうしても、ぬけだすことのできない身のうえとなったのです。