Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

じつは、これが、わしの計略なのだ。見ててごらん、いまに……。」

博士は、そこで、フッと、ことばをきって、しばらくだまっていましたが、やがて、なにか、思いついたらしく、ポンと、ひざをたたいて、

「おお、きみに見せるものがあった。おもしろいものを見せてあげる。」

と言って、ニヤニヤ笑うのでした。

「なあに、たいしたものじゃない。わしのつくったテレビだよ。しかし、そこにうつるものが、おもしろいのだ。サア、見てごらん。」

博士は、テーブルの横においてある、テレビジョンのスイッチをいれました。すると、四角なガラスの表面がチラチラして、どこかのけしきが、あらわれてきました。

なんだか、見たようなけしきです。木の多い庭が見えます。西洋のお城のような、まるい塔があります。ああ、わかった。虎井博士のうちの庭です。そこに、だれか人がいます。むこうから歩いてきて、いま、立ちどまったところです。びっくりしたような顔をして、こちらを見つめています。背広を着た三十歳ぐらいの男の人です。

「わかるかね。あれは警視庁から来ている刑事だよ。わしのうちのまわりには、七人ほどの刑事が番をしている。