Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
小型潜航艇
やがて、怪物は、そのいやらしい顔を、ピッタリ、ガラスにくっつけて、あのするどい目で、ギョロギョロと室内をのぞきこむのでした。
小型潜航艇
宇宙怪人は、ガラスに顔をくっつけて、しばらく、部屋の中をのぞいていましたが、中の三人は、すがたをかくしているので、だれもいないと思ったのか、そのままスーッと、むこうのほうへ、遠ざかっていきました。海の底は暗いので、コンクリートの部屋のそとがわにも、電灯がついているのですが、そのひかりは、遠くまでとどかないので、怪人のすがたは、むこうのやみの中に、たちまち、見えなくなってしまいました。
「とうとうやってきたね。わしは、あいつが、ここへやってくるだろうと、じつは、まちかまえていたんだよ。小林君、きみに、おもしろいものを見せてあげようか。」
虎井博士は、助手の美少年と顔をみあわせて、ニヤリと笑いました。
「おもしろいものって、なんですか。」
「海の底のとり物だよ。みんなで、宇宙怪人を追っかけるのさ。」
「海の中をですか。」
小林君はびっくりして、思わず、高い声を出しました。人間は、両生動物でないから、海の底に長くは、いられないと思ったからです。