Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
ひとつやってみないかとおだてられたのです。そればかりじゃありません。そのみょうな男は、八ぴきの宇宙怪人が、空を飛んでいる写真をくれたんです。おれは、写真きちがいでね。苦心をして、こんな写真をつくったんだよ。どうだ、うまくできているだろう。これを、きみがヘリコプターの中から、とったといって、新聞にのせれば、読者はよろこぶぜ、ひとつやってみたまえ。サア、前祝いだといって、ふんだんに、ごちそうしてくれたんです。ぼくたちは、そのみょうな男のさいみん術にかかって、ついその気になったわけですよ。それに、空中のできごとで、だれも見ちゃいないのですし、宇宙怪人のほうから、あの写真はニセモノだなんて、もんくをいってくるはずはありませんからね。だいじょうぶ、バレることはないとおもったのですよ。」
そして、ふたりの新聞記者は「世間をさわがせて、どうも申しわけありません。」と、ペコリと頭をさげて、かべぎわに、ひきさがっていきました。
「サア、これで、いちおう証人のもうしたては、すみました。つぎには、実物のしょうこを、ひとつお目にかけます。」
明智探偵は、そういって、庭にめんした窓のところへいき、ひもをひっぱって、黄色のブラインドをおろしました。