Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
みなさんは、平野ゆりかさんが、怪人にさらわれたときのことを、おぼえているでしょう。あのときぼくはカシの木の枝の上に、かくれて、怪人の来るのを待っていました。そのときから、ぼくはプロペラのひみつを、ちゃんとしっていたのです。
怪人は、ぼくのすがたを見ると、ゆりかさんをすてて逃げさりました。それは、ぼくが、木の上にがんばっているので、かくしてあるキカイのところまで、のぼることができなかったからです。では、どうして、そのとき、怪人をつかまえなかったかというと、ぼくのほうの準備が、まだすっかりできていなかったからです。しかし、ゆりかさんを助けないわけにはいきません。それで、しかたなくあんな、とっぴなやり方をしたわけです。」
ここまで説明がすすんだとき、いままでだまっていた虎井博士が、いきなり明智のまえに立ちはだかって、どなるようにいいました。
「では、空とぶ円盤はどうしたのです。あれは東京じゅうの人が見ている。あの円盤も、なにかのキカイじかけだったというのですか。」
「ハハハ……、その質問を、じつは待っていたのですよ。ぼくはあの円盤のひみつをとくのに、ずいぶん苦しみました。