Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶんしちもとゆい
文七元結
三遊亭 円朝
Lesen Sie 文七元結 (ぶんしちもとゆい) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.240 Zeichen · 31 Bildschirme
男「やい何を為やアがるんだ、斯んなものを打附けやアがって、畜生め、財布の中へ礫か何か入れて置いて、人の頭へ叩き附けて、ざまア見やアがれ、彼様な汚ない形を為ていながら、百両なんてえ金を持ってる気遣えはねえ、彼様な奴が盗賊だか何んだか知れやアしない、此様な大きな石を入れて置きやアがって」
と撫て見ると訝しな手障だから財布の中へ手を入れて引出して見ると、封金で百両有りましたから恟りして橋の袂まで追駆けて参り、
男「もしお前さん、今のお方もし……アヽもう見えなくなっちまった……有難う存じます、此の御恩は死んでも忘れやア致しません、左様なお方とも存じませんで悪口を吐きまして済みません、誠に有難う存じます、必ず一度は此の御恩をお返し申します、有難う存じます」
と生返ったような心持になりましたから、取急いで白銀町三丁目の店へ帰って参りましたが、御主人は使いの帰りが遅いから心配でございます。
主人「平助どん、未だ帰りませんか文七は」
平「へえ、まだ帰りません、使いに出すと永いのが彼の癖で、お払い金などを取りにお遣りなさるのは宜しくない事で、誠に困りましたな」