Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 25.679 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

十一月六日

二人男あり。戦のこと、軍隊のことを話す。「この頃じゃ軍隊でも我ママが出来るようになりましたからねえ、入ったとき宣誓をさせられる。ドンなことでも命令に従うっていうね。ところが、この頃はそんなにして入ったんじゃナイと云って印をおさない奴がある」「社会主義にカブレて居るんさ、電車んなかでも毛ばかり蓬々のばして。社会主義者大抵肺病ですぜ」云々。かえりに山本に廻り(改造)本のこと、新年号のことその他を打ち合わせ、ハイシャに廻る。今日ですっかりスミ。

三十五日。一年半越しなり。九十五円やすい。Yも落ち合い、見て貰った。

夜秋庭さん来。キレイなバラ、その他。

十一月六日(土曜)大風

木枯吹きスサブ秋の暮。

さざん花。美し。落葉も美し。このような落葉今迄見たことなし。ポプラー、ザクロ、萩、楓、庭一面。

苅田さん、ロシア語

Y、日露芸術協会の集りがあり出るつもりのところ、ひどい天候なのでやめ。

○自分今日何だか少しヒスにて、不愉快なり。Yの我ママを感ズルこと、平常より敏し。

○久しぶりで日記をつけ、十月ナおし仕事ばかりして暮したのを感ず。九月以後の日の短かさ!

○あした雨で誰も来ないといいナア。