Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 25.679 Zeichen · 52 Bildschirme
二月十日
二月十三日
二月十四日
ああいう商売人、どんなに平気でうそをつくかということわかって世間学だ、モヤーの云う通り。
二月十日(水曜)
仕事どうとりついてよいかわからず。
苦し。
二月十三日(土曜)
夜八時すぎ、御免下さい、女の声。障子をあけて見ると、大きな日本髪に結った女立てり。誰だったかと思い、「どなたでしたっけ」「北村です」「まあ珍しい」
モヤー私の部屋に居、「ほー、おあがり」十二時すぎまで話し、三人江戸川に出て小型自動車を見つけ、のせ、かえす。
途中酔っぱらいの土方、何かわめいて居る。私、北村、くっついて通りぬけ、モヤーその男が「庖丁一本持ってるぞ!」と威張って居るのを見た由。
二月十四日(日曜)
Y、昨夜の訪問客のために心持を揺られ落付かず。
どうしたものかと相談す。どうしたものか。それは結局Yの心持のすむようにするしかない。Y、彼女がたった一人東京で、あんなにして居てはやがて立つ瀬のなくなるのを考え、じっとして居られない心持、いやさ、いろいろあるらし。
これから先、知人としてつき合ってゆくほど互に平静ならよし、そうでない以上きっちりする方がよかろうというYの考。自分、うまくつき合ってゆけたら素敵と思うが、彼女の必要とするものを考えると何とも云えず。