Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.770 Zeichen · 36 Bildschirme

Aozora Bunko

を見た。特徴は一つの画面、画面にこって例えば放牧の馬がトラクターの音をききつけてきっと一斉に耳を聳だてる画面、クラークがソブラーニェ〔集会〕に召集されてもまるで反応せず百姓=土のガンコさでパンを食って居る横顔の把握、遠く野の果に連る文明への柱=電柱などのつかいかた、よいところもある。それに雲多い夏のウクライナの空、地平線、果物、動物、土にあしらって、トラクターを出して生の豊饒さの間に(クラーク)農民の心理を描出しようとしたのだ。音楽的にテムポを捕捉しようとして居るところ理解できるが、心理主義、それもプドフキンのあのジンギスカンの子孫の中に現れて居るような心理描写でない、云わばドストイェフスキー的の心理主義のために作られてる場面の多いのは大して賛成出来ぬ。例えばトラクターの水がきれて動かなくなったとき村人は皆ヒュー! ヒュー! はやし立てる。持って来た連中、クラークの息子、がっかりして道ばたに立ってるところなど、嫌味になる程こしらえてある。

しかし一つ、そのテムポのおそさが土の重量を後味としてのこす効果には役立って居る。大体「土」の作者ドブジェンコは土とその土から生ずるもの、土と密接なるもののもつ盲目な力感というものに興味をもって居る、そこに美をするどく感じて居る。