Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 28.069 Zeichen · 57 Bildschirme
三月五日
三月六日
三月七日
三月八日
池さん、大分きこしめして宮のことを云い、泣いたりした。そして、人生的に一大転回をしようと思っている云々。宮に云ったらバカ野郎と云われそうだ、と云う。察しのつくことだ。
○きょう光子夫妻、アメリカへ立った筈。
三月五日(日曜)
○おひささん出てゆく。
寿江と二人。急に思い立って武蔵嵐山というところまでゆき、畠山重忠の館趾の梅を見て一時間ばかりでかえる。電車往復三時間。
○かえりの電車はもう五時二十分発だから六時すぎて川越につく迄電燈つけず。夕暮、黄金い大きい月がのぼる櫟林の間をくらいまま走ってゆく。その景色大変珍らしくて面白かった。
三月六日(月曜)
面会。
降りそうで降らない。原さんのお祝いの品を届けにゆく。赤坊よく眠らない由。赤坊というより病人の感じの手間と神経のつかいかたで苦しいようであった。
家の中によろこばしいものが少しもない。顔にも。
三月七日(火曜)
〔受信〕三月四日つけの手紙、第十三信着
面会。
雨。
○足袋がぬれたのがはいたまましまって来るあの感じ。
三月八日(水曜)
〔発信〕第二十信
○風のつよい朝。寿江子、ひさをつれて熱川へ立つ。九時五十五分ので。