Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 28.069 Zeichen · 57 Bildschirme

Aozora Bunko

三月三十日

四月二日

四月三日

四月五日

四月六日

四月八日

あさ子さん夫婦来る

三月三十日(木曜)

〔発信〕第二十七信出す

四月二日(日曜)

〔受信〕第十九信

四月三日(月曜)

〔発信〕二十八信

四月五日(水曜)

〔発信〕第二十九信

四月六日(木曜)

〔発信〕三十信

〔受信〕着二十信 四日づけ

四月八日(土曜)

〔発信〕第三十信

ゆうべうなされた。ひどいあばら家。バタンバタンすだれか何か煽っていて、誰かが、かまわないからあけちゃいなさいよという声がする。あけたら、そこは空っぽのはばかり、半分戸がこわれてぶら下ってあおりつけている。左手に障子も何もない板の間の奥に暗くバラさんが臥てこっちの光景を見ている。そう感じている。その床の間のところのつき当りは火のない炉、ゴタゴタした桶か何か。そのうち二匹の小さいきたない猫が何か咬えてその辺かけずりまわり、一匹は私の頭の上を跳び越して前や後に。うるさいのでつかまえようとしたら私の手にかぶりついてはなれず。何かに、手にかぶりついたままの猫の体をぶっつけようとさがしているところで目がさめた。時計を見たら二時と三時の間。気味がわるかった。mの体の工合わるくてくるしいのか。本当にそう思い、スタンドつけたまま眠った。