Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 28.069 Zeichen · 57 Bildschirme
一月二十四日
「それから花を入れたいって云っていたろう。切花にしてくれないか、切り花の方はあいているから。」同じように、やっぱり一枝は新しい花もいいし欲しい心持。すっかりしぐれて来てしまって月どころではなさそう。
「ユリの薬きけそうかい?」瞬間何か分らず。すぐ思い当ったら顔が赧らむのが自分に感じられるようだった。「きくわ、時々はききすぎる位よ」笑って「マア適当にとるがいいね」こういう表現!
夕方音を立てて雨が降って来た。mの外套について光る雨のしずく、傘の下の顔などが見える。この雨の音。同じに耳を傾け、この雨の中に傘をさして出てゆく心持だろう。私が濡れた? ときき、立って外套をぬぐのを見ている、そういう玄関の光景が見えるだろう。
夜星夜になった。夜寿江子何かたべようと云い、しかし自分ブッテルブロードしか考えられず、それが胸に一杯で到頭つまりは何もたべずしまいになった。
〔欄外に〕
八年目には、Week day は同じでも旧の月はちがうということがわかった。旧の四日月では夜見えないわけ。
一月二十四日(火曜)
〔発信〕第八信
ああさん来、大塚の方にある家の話が出てすっかりのり気になって、そういう事情になったらぜひかしてほしいとたのんだ。