Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.467 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

十五日

十六日

十七日

勝の方が普通。エクセントリックな男の子なり「じら」がえろうて、と。

十五日

多賀子、来る。達治が三次というところにいる夢を見た、と。さがしに行こうと。自分二階で手紙かいている、お母さんしずかに上って来て小声で「多賀子が見えましたで」何故そんなに小さい声で告げられたのか分らず妙。すぐ下りてみたら多賀子三十分も前に来ていた由。ねていると思った由。もしかしたら多賀子と達治さがしに出かけようと思い、泊りよ、ねお泊りよ、泊らせる。お母さん広島までの切符たのんで手に入れる二枚、夕方より雨となる。

十六日

一日相当の雨。多賀子縫物。自分のしまお召の着物、絹セルの袖をつめてくれる。モンペの型をとってくれる。

十七日

きょうも亦一日雨。夕飯電燈が消えそうだ消えそうだと云ううちに終り早ねしかけていると、浸水の危険があると友ちゃん云い出して、下の衣裳箱類を高いところあげる。畳をめくる。そのうち裏から先ず前坐の方へ浸水、はアもう水が入りよったで! 十時頃一二寸引いて床下で止りそうだったのでみんなが二階でコーセンをたべたが、河村さん夫妻、水がおごりよります、というので下の箱をみんな二階にあげて貰う。