Japanische Klassiker mit Furigana
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とけいとよっちゃん
時計とよっちゃん
小川 未明
Lesen Sie 時計とよっちゃん (とけいとよっちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.066 Zeichen · 11 Bildschirme
十
よっちゃんは、どうしたことかと気づいてあたりをさがしますと、まったく、ようすがちがっていて、茶だんすも、まるい、白い顔の時計もないので、急に、恐ろしくなって泣き出しました。
十
おばさんは、すぐ、よっちゃんのそばにやってきて、「よっちゃん、ここは、おばさんの家なんですよ。」といいきかせましたけれど、よっちゃんは、泣きやみませんでした。おばさんは、しかたなく、よっちゃんを抱いて、よっちゃんのお家へつれてまいりました。そして、お母さんの手に渡しました。よっちゃんは、お母さんの顔を見ると、ますますかなしくなりました。ちょうど、このとき、茶だんすの上にあった目ざまし時計が、「チョット、チョット。」といって、よっちゃんを頭の上で呼びました。よっちゃんは時計の、円い白い顔を見ると、やっと自分の家へ帰ったことがわかって、安心しました。
その翌日も、よっちゃんはいつものように昼寝をしました。そして、ぱっちりと目が開くと、また昨日のように、ほかの家ではないかと、頭をあげて、あたりを見まわしました。すると、茶だんすの上にはおなじみの、円い、白い顔をした時計が、にこにこと笑っていて、「チョット、チョット。