Japanische Klassiker mit Furigana
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とけいとよっちゃん
時計とよっちゃん
小川 未明
Lesen Sie 時計とよっちゃん (とけいとよっちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.066 Zeichen · 11 Bildschirme
二
三
「よっちゃん、お目が、さめたのかい。」
二
「よっちゃん、そうお菓子ばかり食べるとぽんぽんが痛くなりますよ。」と、お母さんはいわれました。お菓子を食べてしまうと、よっちゃんは、すぐに、また、その後から、「お菓子……お菓子。」とねだって、お母さんが、なんといっても、ききわけがなかったのです。茶だんすの上には、いつもの目ざまし時計が、円い顔をしてこの有り様を見ていました。このとき、お母さんは、茶だんすの上にあった、目ざまし時計を指しながら、「あの長い針が、ぐるりとまわったらお菓子をあげましょうね。」といわれました。よっちゃんは茶だんすの上の円い時計を見ています。しかし、長い針が、なかなか早くは、まわりませんでした。「ねえ、お菓子……おかあちゃん! お菓子くれないの。」と、よっちゃんはいいました。
「この長い針が、ここまできたら、あげますよ。それでなければ、だめ。」と、お母さんは答えました。よっちゃんは、指をくわえながら、うらめしそうな顔つきをして、時計をながめていました。
三
「チョット、チョット。」と、時計は、よっちゃんが、昼眠をして目をさますと、頭の上でいつものごとく呼びかけました。