Japanische Klassiker mit Furigana
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とけいとよっちゃん
時計とよっちゃん
小川 未明
Lesen Sie 時計とよっちゃん (とけいとよっちゃん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.066 Zeichen · 11 Bildschirme
七
七
「どれ、どこまで、長い針がいったか、見ましょうね。」と、お母さんは、よっちゃんが、しきりにいうので、家へ上がって、茶だんすのところへやってきました。そして、時計を見てびっくりしました。
「まあ、おまえは、もうはや、こんなわるい、いたずらをするの?」と、お母さんはいって、よっちゃんを、抱き上げてしかりながらほおずりをしました。「もう何時だか、時間がわからなくなって、困るじゃないの。」と、お母さんはいって、外へ出て、近所の家で、時間を聞いてきました。そして、時計の針を直しました。「ねえ、お母ちゃん、お菓子くれないの。」と、よっちゃんはねだりました。「こんな、悪いいたずらをする子は、お母ちゃんは、いや。」と、お母さんはいわれました。すると、よっちゃんは、悲しくなって、泣き出しました。「もう、これから、こんな、おいたをしなければあげますが、もうしない?」と、お母さんは聞きますと、よっちゃんは、かわいらしい手で、目のあたりをこすりながら、うなずきました。よっちゃんは、お菓子をもらって、外へ小さなげたをはいて、あそびに出ました。そして、いま、お母さんにしかられたことを、もう忘れていました。