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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほうねんぎょうでん

法然行伝

中里 介山

Lesen Sie 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 66.110 Zeichen · 131 Bildschirme

Aozora Bunko

その丈一丈余り、画工に云いつけてその相を写し留められたことがある。

又或時草庵を立ち出でて帰って来ると絵像でもなく、木像でもない弥陀の三尊が垣を離れ、板敷にも天井にもつかずして居られたが、その後はこう云う姿を拝むのが常のことであったという。

元久二年正月一日から霊山寺で三七日の別時念仏を始めた時も、燈火が無くて光りがあった。第五夜になって行道すると勢至菩薩が同じ列に立ち入って行道した。法蓮房は夢の如くにそれを見たが、法然にその事を云うと、

「そういうこともあろう」と答えられた。余の人には見えなかったという。

同じ年の四月五日に法然が月輪殿に参って数刻法談をして帰る時、兼実が崩れるように庭の上に降りて法然を礼拝し、額を地につけてやや久しくあったが、やがて起き直り、涙にむせびながら云われるには、

「上人が只今土を離れて虚空に蓮華を踏んでお歩きになり、うしろに頭光が現われておいでになったのを見なかったか」と。

右京権大夫入道と中納言阿闍梨尋玄の二人が御前に居たけれども、それを見なかったということである。池の橋を渡る時に、頭光が現われたので、その橋を頭光の橋と称ぶことになったそうである。