Japanische Klassiker mit Furigana
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Lesen Sie 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 66.110 Zeichen · 131 Bildschirme
二十四
ただ若我成仏。十方衆生。称我名号。下至十声。若不生者。不取正覚。彼仏今現。在世成仏。当知本誓。重願不虚。衆生称念必得往生と思うばかりだ。われ等が分で如何に観じたとても本当の姿が拝めるか。ただ深く本願を頼んで口に名号を称えるだけじゃ。それがいつわりのない行であるぞ」といわれた。
二十四
法然の曰く、「阿弥陀経はただ念仏往生のみを説くと心得てはならぬ。文に隠顕はあるけれど凡の処は四十八願を悉く説かれてある訳である」
法然が云う、「諸宗の祖師はみんな極楽に生れている」
或時聖光房、法力房、安楽房等の弟子達と往生の話をしていた。その時、
「往生は念仏を信ずると信ぜざるとによるので、罪悪のあるとないとによらない。既に凡夫の往生を許す上は何ぞ妄念の有無を嫌うべきや」
そこで安楽房が問うて云うのに、
「虚仮の者は往生しないというのはどのように心得たらよろしゅうございますか」
法然が答える。
「虚仮というのは事更に飾る手合いをいうのである。自然に虚仮であるぶんには往生の障りにはならない」
是等の問答のうちお弟子はみんな落涙をして感心したそうである。
元久二年正月二十一日世間並の尼女房達が沢山上人の処へ集って来て戒を受け、教えを聴こうとした。