Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きょうさいかていえんまんじゅつ

猿々合戦

小野 佐世男

Lesen Sie 猿々合戦 (きょうさいかていえんまんじゅつ) von 小野 佐世男 (おのさせお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.526 Zeichen · 61 Bildschirme

Aozora Bunko

恐妻家庭円満術

女房と旦那という関係は何千万人の中から選ばれた二人なんで、これは仇やおろそかにするわけにいかないとボクは思っている。

ボクは結婚して三日目に女房になぐられた。いきなり横っ面をポカッとなぐられた。これには理由がありまして、新聞社の学芸部の仲間が宴会をやってくれたんですが、酒を飲んでるうちに夜遅くなった。友達は、

「お前酒が好きなんだから泊ってけ。女房が恐いんだろう」

という。男の虚栄心というものがありまして、

「恐いものかい! よし泊ってやろう」

ということになった。その時も友達が、

「あしたの朝おれたちがいってあやまってやるよ」

と、いったんですが、夜が明けて一しょに来てくれと頼むと、その連中、

「バカだな。とんでもねえ奴だよ。何だってキミはまあ結婚したばっかりでこんなことやったんだ。送ってなんか行けない」

ボクは一人にされちゃって、こわごわ玄関に入った時に、ヒラヒラと白い足袋が出た。シーンとした中で白い足袋が目についたと思ったら、ポカッとなぐられた。そのうしろにボクの母親がいた。その母親が、

「このバカ息子!」

と、どなって、女房に、

「もっとぶんなぐれ、癖になる」