Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうさいかていえんまんじゅつ
猿々合戦
小野 佐世男
Lesen Sie 猿々合戦 (きょうさいかていえんまんじゅつ) von 小野 佐世男 (おのさせお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.526 Zeichen · 61 Bildschirme
……ヨウヨウそのかわり男性は裸になってサービスウ……と拍手が起る。
「どうかいつもきゅうくつにはめておられるバタフライを、今夜はおとりになって心おきなくゆっくりとおくつろぎ下さい。これは心ばかりの本日の贈りものですが」
と大入袋がめいめいにくばられた。
「お酒もビールも充分に用意してありますから、どうか不夜城のつもりで大いにやって下さい、そして、又明日から舞台で大いに色っぽいところをお客様にサービスをしてあげて下さい。では皆さん乾盃いたしましょう」
社長のあいさつと共に無礼講の膝小僧がくずれたのである。
美妓のお酌に盃は廻され、その飲みっぷりの美事なこと、赤い唇にグイグイと酒は流れ込む。早や上気してあつい息をはくのはナオミさん、髪をバッサリ振って眼もとを桜色にポーとさせたのはマヤさん、襟元がくずれて水色のシュミーズが顔を出したのがシルバーさん、皆さんどうも肉体に何かまとっているのは生れつき御気にめさぬらしい。
女性の飲みっぷりというのは、男性とちがってチビリチビリ味わうといった風でなく、まして今夜のように十八から二十一、二の娘盛りは酒に酔うという尺度なぞ決して考えに入れていない。