Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんきちとおかあさん

真吉とお母さん

小川 未明

Lesen Sie 真吉とお母さん (しんきちとおかあさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.689 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

」

こう思うと、お母さんのことが思われて、なりません。夜になってから、お母さんにあてて手紙をかいて出しました。三、四日すると、お母さんから、返事がまいりました。あけてみると、

「お母さんは達者でいますから、心配しなくていい。おまえはからだをだいじに、よくおつとめなさい。」と、書いてありました。

真吉は、お母さんからきた手紙だと思うと、なつかしくてだいじにしまっておきました。また、十日ばかりたつと、お母さんが恋しくなりました。ついに我慢がしきれなくなって、手紙を書いて出しました。こんどは、待っても、お母さんから、返事がまいりませんでした。

一月、二月とたつにつれて、ますますお母さんや、田舎のことが思い出されてなりません。

「それにしても、どうしてお母さんから手紙がこないのだろう。病気で、ねておいでなさるのではないかしらん。」

こう思うと、母親思いの真吉はたまらなくなりました。

そのうちに、お正月がきて、一日おひまが出ました。泊まりにいく、親戚のあるものは、泊まってきてもいいというのでした。

真吉は、久しぶりで、叔父さんの家へいこうと出かけたのであります。