Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

は行くから、東京見物でもさせて貰うて、渋谷で待っていたら、………ふん、そないしてもええなあ、………と、急にそう云う相談になった。

「どう、雪子ちゃん、明日の晩立って貰えるやろか」

「いろいろ買い物があるねんけど、………」

「明日じゅうに出来んやろか」

「さあ、………あんまり遅い汽車やったら悦ちゃんが睡がるやろうし、………明後日の朝早うに立っても間に合わんことないねんで」

幸子は雪子が、この場になっても一日でも多くこの家に泊っていたがる心持を、いじらしいものに感じながら、

「ほんに。そしたらまあ明後日のことにしてもええわな」

と、さりげなく云ったが、

「えらい早いお立ちやわな、この間来たばかりやのんに」

と、妙子がちょっと冷やかすような口調で云った。

「もっとゆっくりしてたいねんけど、悦ちゃんとペータアさんのためやったら、仕方ないわ。―――」

雪子は七月に出て来る時に、大体二箇月ぐらいは此方に置いて貰えようかと云う腹があったのに、明後日立たなければならないとすると、聊か当てが外れるので、内心萎げているところもあった。尤も今度は悦子が一緒だし、後から幸子も来ると云うので、ひとりで帰るような佗びしさはないけれども、幸子母子はそう長いこと滞在する筈はなく、悦子の学校が始まる頃には帰西するに違いないので、それから先、自分は又当分東京に