Japanische Klassiker mit Furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Lesen Sie 胎内 (たいない) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.766 Zeichen · 136 Bildschirme
を、踏みにじる)やい、立って、かかって来て見ろ!
佐山 ……そうなんだ。やっぱし、ここで、やられた。ウッ! (これは首を踏まれて、思わず出た声)……ここだった。
花岡 だから、なんだってんだ? おかしなことをいやあがって――(相手がすこしも抵抗しようとしないので気が抜け、ベッとツバを吐いて、コートの方へ行く)チェッ!
村子 (こわごわ佐山をのぞきこんでいる)……どうしたの、あんた?
佐山 ……(そのまま青い頬を地めんにおしつけて、うつろな目で前の方を見たまま、起きようとしない)
(間……花岡と村子が、その佐山の姿を見ている。……そうしているうちに、また地震)
花岡 (こんどは、これも気づいて)うん? (村子を見、それから周囲を見まわす)
村子 ……(不安そうに天井を見た目を花岡に移す)ゆりかえしだわ。
花岡 え? なんだ?
村子 いえさ、さっきの――(言っているうちに地震はおさまったようだし、その時、佐山がムックリ起きあがったので、それに気をとられて、言葉は尻切れになる)
(佐山はユックリ起きあがって、坐ってなにか考えている。首をしめられた時に流れ出したハナシルを手のひらでふく。