Japanische Klassiker mit Furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Lesen Sie 胎内 (たいない) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.766 Zeichen · 136 Bildschirme
佐山 僕あ、この――なんですよ? (変な顔をして身を引く)
村子 だ、だから……(しがみついて行く)
佐山 フフ! フ! (これは全く正気の笑いである)いいんだ、いいんだ。(身を引いて、村子の頭でグリグリやられた股のところに片手をやって、破れたサルマタをひっぱりおろす)
村子 ……?
佐山 くすぐったい――(引っぱりおろしたサルマタが、ビリビリと破れる)
村子 (その男の肌を見てしまって)あら!
佐山 いや――(この男に残っていた羞恥心が、はじめて表に出て来て、破れて腰のまわりにさがっていたズボンのきれを、あわてて引っぱって、股を蔽う)
村子 すみません。……(その言葉も、それから同時にポッと顔を紅くしたハジライも、まるで十七八の娘のそれであって、この女から、しかもこのような場合に、全く予期することのできなかったものである。……そして二人とも、これをキッカケに頭がハッキリして来たらしい)
(……そのあいだも、花岡の下半身は、穴の中で時々動いている。……佐山と村子は互いに視線をそらしたまま……間)
佐山 フ、フ……(正常な自嘲の笑い)
村子 ……どうなすったの?
佐山 いや、どうも、ヘンなもんだと思いましてね。