Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はですがたまんねんわかしゅ

艶容万年若衆

三上 於菟吉

Lesen Sie 艶容万年若衆 (はですがたまんねんわかしゅ) von 三上 於菟吉 (みかみおときち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 33.800 Zeichen · 67 Bildschirme

Aozora Bunko

「呉羽之介どの、御覧なされたか」

と、片里はじっと顔を見て申しました。

「そなたはこの絵すがたより美しい男と、どこぞでお逢いなされたか? 決してお逢いになったことはあるまい。絵すがたに写してさえ、命のない絹の上に画がかれてさえ、これ程の美くしさだ。そなたの美くしさにはいのちが宿り光りが輝やいている。な、先程わしが、そなたほどの仕合者はこの世にないと言うたのが、嘘いつわりではないことが御合点出来たであろうと思うが――」

呉羽之介はうっとりと、何やら考え込んだまま返事をしようともしませんでした。

その有様を眺めて、片里はさも満足げに、

「それに気がつかれたら、そなたのその美くしさと若さとが、どのように大事にされねばならぬかということもおわかりになる道理――そしてまた、どのような歓びも楽しみも、そなたの思いのままだということも、自然おわかりになったであろう」

「又してもそのようなことを――」

と、露月はかたわらから遮切って、

「何も知らぬ子供の耳に、たわけたことを聴かせずとものことじゃ」

「わしは何もたわけたことは言わぬぞ。わしが思うには、世の中で、およそ一ばん美くしいものは恋じゃ。