Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はですがたまんねんわかしゅ

艶容万年若衆

三上 於菟吉

Lesen Sie 艶容万年若衆 (はですがたまんねんわかしゅ) von 三上 於菟吉 (みかみおときち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 33.800 Zeichen · 67 Bildschirme

Aozora Bunko

鳥谷呉羽之介、大戸片里と露月庵に歓娯する事

露月はうれしくそれを受けて、

「さてはお手前は鳥谷先生のおわすれがたみでござったか。老先生とは御存生の折、そこここの雅会でお目にかかったこともござったが――」

と、ひとしお思い出深かげに、

「拙者の住居は徒士町一丁目、あのあたりにて露月庵とおたずねになれば解るでござろう。これを御縁に、ちと御来歩下されば、有難いことでござるが――」

「辱けのう存じます。いずれ近日暇を得まして、御高教を煩わしたく、かたがた御機嫌伺いに上るでございましょう」

「此の方よりも今日の、此の御無礼をば詑びがてら、大先生の御遺筆なぞ拝見いたしに、参邸のお許しを得とう厶る」

「よろこんでお待ちいたしまする。何卒この後はお心置きなく――では、師の坊までまいる途中、今日はこれで失礼いたしまする」

「はなはだ御無礼仕ッた。御機嫌よう行かせられい」

――二人は別れました。

しかし露月はその場にたたずんで、世にも美くしい呉羽之介の若衆姿に、いつまでもながめ入っているのでありました。

やがて、相手の後すがたが見えなくなると、はじめてホッと吐息をして、元来た方へ帰るのでした。

鳥谷呉羽之介、大戸片里と露月庵に歓娯する事