Japanische Klassiker mit Furigana
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めはのびる
芽は伸びる
小川 未明
Lesen Sie 芽は伸びる (めはのびる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.010 Zeichen · 11 Bildschirme
なんでそんなものをもらってきたのですか。」と、お母さんは、おっしゃいました。
「生糸は、日本の大事な産業だって、それで先生がみんなに飼ってごらんとおっしゃったのです。かいこはちっともこわくもなんともないのに、お母さんがこわがるのは、お母さんが、よわ虫だからだろう。」と、誠一が、いいました。
「ほんとうにそうですね。じゃ、私の目につかないところに置いておくれ。」
誠一は、お母さんがそういったので、いくらか安心しましたが、おかいこをどこへ置いたらいいだろう。
「お母さんの目につかないところって、どこかなあ。」
妹といっしょに勉強するへやに置くことはできませんでした。妹がやはりお母さんと同じく、虫がきらいだからです。
「物置にしようか、あすこは、暗くて、風がよく通らないし。」と、考えているところへ、学校で約束した、戸田がやってきました。
「先生からいただいたおかいこをお見せよ。」
「こんなんだ。」
誠一は、もうしおれかかった桑の葉の上にのっているかいこを見せました。
「大きいんだね。もうじき上がるんじゃない。僕のは、こんなに大きくないよ。」
「先生だから、うまいんだろう。