Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lesen Sie 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.025 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

顔をしかめる。痛みが博士を苦しめているらしい。

「あ、生きかえったらしいぞ」

「さあ、葡萄酒の番だ」

「よし、ぼくが、のませてやる」

羽黒は、リュックを背中からおろして、さっそく水筒の中に入れている葡萄酒をとりだし、ニュウムのコップについで、博士の口の中へ流しこんだ。

博士は、ごほんごほんとむせた。羽黒はもう二はいのませた。

「ああッ、ありがとう。どなたか知らないが、私を介抱してくだすって、ありがとう」

博士は元気になって、礼をいった。その博士は、目をあいているが、手さぐりであたまをなでまわす。

「おじさんは、目が見えないのですか」

戸山が、たずねた。

「目が見えない? そうです。今は目が見えない。さっき実験をやっているとき、目をやられて、見えなくなったのです。困った。まったく困った」

「おじさんはだれですか」

「私はこの研究所の主人で、谷です。君たちは少年らしいが、どうしてここへ来ましたか。いや、それよりも、もっと早く知りたい重大なことがある。この部屋は、どうなっていますか。器械や実験台などは、ちゃんとしていますか」

谷博士の質問にたいして、少年たちは気のどくそうに、かわるがわる室内の様子を話してやった。