Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lesen Sie 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.025 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

そのころのある日。

とつぜん谷博士が、この研究所へ戻って来た。

もちろんこの三角岳の研究所は、すぐる日の大爆発でなかば崩壊し、それにつづいて怪しい機械人間のさわぎでもって、この研究所はいよいよ気味のわるい危険なものあつかいされ、村人たちもだれ一人ここには近づかず、雨風にさらされ、荒れるにまかされていたのであった。

ただ、この方面の登山者たちの目に、谷研究所の半崩壊の塔が、怪しくうつらないではすまなかった。

「あのすごい塔は、どうしたんだね」

「へえ、あれは谷博士さまの研究所でございましたがね。なんでも雷さまを塔の上へ呼ぶちゅう無茶な実験をなさっているうちに、ほんとに雷さまががらがらぴしゃんと落ちて、天にとどくような火柱が立ちましたでな、それをまあ、ようやく消しとめて、あれだけ塔の形が残ったでがす。博士さまの方は、目が見えなくなって、それから後はどうなったことやら。おっ死んでしまったといううわさもあるが、いやはやとんでもねえことで、そもそも雷さまなんかにかかりあうのが、まちがいのもとでがす」

山の案内人は、こんなふうに説明するのであった。

「それはすごい話だ。