Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lesen Sie 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.025 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

村人は、博士をとりまいて、遠慮のない話をとりかわした。

「博士さまは、この夏の爆発のとき、目が見えなくなったちゅうこんだが、今はどうでがす。よく見えなさるかの」

博士は、ぎくりとして、両手で自分の両眼をおさえた。

「おお、そのことだ。……いや、心配をかけたが、わしの目も今はすっかり直って、よく見えるようになった。安心してください」

「それはけっこうなこと。目が不自由だと、一番つらいからの」

「そうじゃ、そうじゃ」

博士はうなずいた。

「博士さまの、その頭の鉢巻きは、どうしたのけえ」

「作十よ。おまえ、ものを知らねえな。博士さまが頭に巻いているのは鉢巻きではない。あれは繃帯ちゅうものだ」

「繃帯ぐらい、わしは知っているよ。繃帯のことを略して鉢巻きというんじゃ」

「強情だの、おまえは」

「博士さま、その頭の繃帯は、どうしなすったのじゃ」

それにたいして、博士は次のように答えた。

「この繃帯は、じつは悪性の腫物ができたので、そこへ膏薬をつけて、この繃帯で巻いているのです。悪いおできのことだから、いつまでも直らなくて、わしも困っていますわい」

「そんなところへできるできものは、ほんとにたちがよくないから、くれぐれも気をつけなされや。