Japanische Klassiker mit Furigana
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ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lesen Sie 雑居家族 (ざっきょかぞく) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 140.106 Zeichen · 283 Bildschirme
「そうさ、今のすすきは、人間でいえばまだティーン・エイジャーというところだからね。たのむよ。」
安江はそれでまた浜子を思い出していた。
家の灯がみえ出すと、安江の足は思わず早くなった。もしかしたら浜子が帰っているかもしれないという期待からだった。帰っていればどんな顔で迎えようか。ともかく大きな打撃のあとなのだから、立ち入ることは禁物だと思う。そこは音枝にまかして、これまで通りの顔をしなければと考えながら、
「浜ちゃんのこと、冬太郎は聞かなかったことにしといておくれ。」
「うん。」
「大体わたしは――」
こんなもってまわるようなお芝居はいやなんだがといおうとしてやめた。お芝居どころじゃない気がしたし、第一、こんなときに音枝だけを残して散歩になど出たことさえ気がとがめ出していた。冬太郎は冬太郎で、安江の緊張した顔に気がつくと、アイス・クリームを買うことも何となくいい出せなかった。また神経痛がおこったらしく母が少しびっこをひいていることも気になったが、それさえいい出しかねた。それほど安江は、心ここにあらずの様子だったのだ。それでも安江は、敷居をまたぐなり、
「ただいまア。