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Japanische Klassiker mit Furigana

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それから

それから

夏目 漱石

Lesen Sie それから von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 172.794 Zeichen · 347 Bildschirme

Aozora Bunko

「そう死ぬの殺されるのと安っぽく云うものじゃない」

「だって、放って置いたって、永く生きられる身体じゃないじゃありませんか」

代助は硬くなって、竦むが如く三千代を見詰めた。三千代は歇私的里の発作に襲われた様に思い切って泣いた。

一仕切経つと、発作は次第に収まった。後は例の通り静かな、しとやかな、奥行のある、美くしい女になった。眉のあたりが殊に晴々しく見えた。その時代助は、

「僕が自分で平岡君に逢って解決を付けても宜う御座んすか」と聞いた。

「そんな事が出来て」と三千代は驚ろいた様であった。代助は、

「出来る積りです」と確り答えた。

「じゃ、どうでも」と三千代が云った。

「そうしましょう。二人が平岡君を欺いて事をするのは可くない様だ。無論事実を能く納得出来る様に話すだけです。そうして、僕の悪い所はちゃんと詫まる覚悟です。その結果は僕の思う様に行かないかも知れない。けれどもどう間違ったって、そんな無暗な事は起らない様にする積りです。こう中途半端にしていては、御互も苦痛だし、平岡君に対しても悪い。ただ僕が思い切ってそうすると、あなたが、さぞ平岡君に面目なかろうと思ってね。