Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
窈娘は急いでその手をおさえた。
「すこし待ってください、どうもすこし怪しいことがありますから」
窈娘はその飲物を取って庭前に遊んでいる犬の前へ捨てた。犬は喜んでそれをべろべろと嘗めはじめたが、皆まで嘗めないうちに唸声を立ててひっくりかえって死んでしまった。
「これは、奥さんのやったことですよ」
焦生は珊珊を悪魔のように思いだしたが、すぐ放逐するわけにもいかなかった。そのうちに、焦生の悪政が中央へ知れて、今にも罪を得そうになってきた。焦生は腹心の客と相談して、権力のある中央の大官に賄賂を入れてその罪を遁れようとした。そこで、莫大な金を出して、王鼎と冬貂を買い入れたが、買った晩に鼎が破れ、裘が焼けてしまった。窈娘はそれを珊珊の仕業だと言った。焦生は狂人のようにして杖で珊珊を打ち叩いた後に、外へ突き出してしまった。
賄賂がゆかなかったために、焦生は罪を得て雲南軍の卒伍の中へ追いやられることになった。三人の監者が焦生を送って、鳳凰庁下の万山という山の中まで往った。もう長いこと道を歩いたことのない焦生は、それがために両足が腫れあがって動けなくなった。監者達はびしびしと叩いて歩かせようとしたが、とても歩けそうにもないので、いっそ殺してしまって雲南へ行く労を遁れようとした。