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Japanische Klassiker mit Furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

酒友

車という男は、貧乏でありながら酒ばかり飲んでいた。そして、夜よる三ばい位の罰杯を飲まさないと寝ることができないというほどであった。だから枕もとには、平生酒を置いてないことがなかった。

ある夜眼が醒めて寝がえりをしてみると、人といっしょに寝ているような気がしたが、しかし、これは蒲団がはげて落ちたからであろうと思って、手をやって摸でてみると、毛がもじゃもじゃと触った。それは人でなしに猫の大きなようなものであった。火を点けてみると狐であったが、ひどく酔っぱらったとみえてぐうぐうと眠っていた。おかしいと思って枕頭の瓶の酒を見ると空になっていた。車は笑って、

「こいつは俺の酒友だな」

と言ったが、びっくりさすに忍びないから、蒲団をかけてやって、自分もいっしょに寝たが、狐がどうするか見たいので、燭を消さずに見ていた。と、狐は夜半比に起きてあくびをした。車は笑って、

「よく寝たなあ」

と言って、蒲団を捲って見ると儒者の冠をつけた秀才になっていた。彼は起きて榻の前へ往ってお辞儀をして、自分を殺さなかった恩を謝した。車は、

「僕は酒飲みだから、人から馬鹿だと言われるが、君は僕のためには鮑叔だよ、もし、僕を疑わないなら、飲み友達となろうじゃないか」