Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
それを初めとして履を出して思うたびに李が来た。桑はふしぎに思って訊いた。
「どうして解るのだね、僕が履を出すことが」
李は笑って言った。
「そりゃ、私がこようと思ってる時に、ちょうどあなたが履を出すのでしょ」
ある夜蓮香が来て驚いて言った。
「あなたは、なぜこんなに弱っていらっしゃるのです、顔色も悪いじゃありませんか」
桑は言った。
「そうかなあ、自分では解らないが」
蓮香はそこで挨拶して帰って往った。帰る時十日目に逢おうという約束をした。蓮香の帰った後で李がまた来た。李の来るのは毎晩でこない晩はなかった。ある夜李が言った。
「あなたの好い人は、この比、ちっともお顔を見せないじゃないの」
桑はそこで、
「十日目にくるという約束をしてあるのだよ」
と言った。すると李が笑って言った。
「あなたは、私と蓮香さんと、どっちが佳い女だと思いますの」
「それは、どっちも佳い女だよ、ただ蓮香の方は肌が温かだがね」
と桑は言った。李は顔色を変えて、
「あなたは、どっちも佳い女だとおっしゃるのですが、それは私に言うからでしょ、蓮香さんは月宮殿の仙女だわ、私なんかが、どうしてよりつけるものですか」