Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
と言って浮かない顔をした。そして指をおって計えた。それは蓮香のくる約束の日を計えるところであった。約束の十日はもう来ていた。李は言った。
「明日の晩、私、そっと蓮香さんを窺いてみるわ、知らさないでちょうだいね」
翌晩になって蓮香が果して来た。二人は室に入って面白そうに話していた。そして枕についた時は蓮香はひどく駭いて言った。
「まあ、十日みないうちに、こんなにお体が悪くなったのですか、あなたはほかに好い方があるのでしょ」
桑は言った。
「どうしてそれが解る」
「私が神気でためしてみると、脈搏が乱れているのです、これは憑きものがしてるのですよ」
翌晩になって李がきた。桑は言った。
「ゆうべ蓮香を窺いたの、どうだったね」
李は言った。
「綺麗な方だわ、だけど、どうも人間にあんな綺麗な方はないと思ったら、やっぱり狐ですよ、私は蓮香さんが帰るとき、後からつけて往くと、南の山の穴へ入ったのですもの」
桑はそれは李のやきもちだろうと思ったので、いいかげんにあしらっていた。その翌晩になって蓮香が来た。桑は冗談に言った。
「僕はほんとうとは思わないが、ある人が君を狐だというのだよ」