Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
「乳をたんと飲ませました」
言い捨てて出たままで、彼女はかさねて帰らなかった。それから時を移しても、赤児の啼く声がちっとも聞えないので、崔は怪しんでうかがうと、赤児もまた殺されていた。
その子を殺したのは、のちの思いの種を断つためであろう。昔の侠客もこれには及ばない。(原化記)
霊鏡
唐の貞元年中、漁師十余人が数艘の船に小網を載せて漁に出た。蘇州の太湖が松江に入るところである。
網をおろしたがちっとも獲物はなかった。やがて網にかかったのは一つの鏡で、しかもさのみに大きい物でもないので、漁師はいまいましがって水に投げ込んだ。それから場所をかえて再び網をおろすと、又もやかの鏡がかかったので、漁師らもさすがに不思議に思って、それを取り上げてよく視ると、鏡はわずかに七、八寸であるが、それに照らすと人の筋骨から臓腑まではっきりと映ったので、最初に見た者はおどろいて気絶した。
ほかの者も怪しんで鏡にむかうと、皆その通りであるので、驚いて倒れる者もあり、嘔吐を催す者もあった。最後の一人は恐れて我が姿を照らさず、その鏡を取って再び水中に投げ込んでしまった。彼は倒れている人びとを介抱して我が家へ帰ったが、あれは確かに妖怪であろうと言い合った。