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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう

中国怪奇小説集

岡本 綺堂

Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme

Aozora Bunko

顔良の祠

呂城は呉の呂蒙の築いたものである。河をはさんで、両岸に二つの祠がある。

その一つは唐の名将郭子儀の祠である。郭子儀がどうしてこんな所に祀られているのか判らない。他の一つは三国時代の袁紹の部将の顔良を祀ったもので、これもその由来は想像しかねるが、土地の者が祷るとすこぶる霊験があるというので、甚だ信仰されている。

それがために、その周囲十五里のあいだには関帝廟(関羽を祀る廟)を置くことを許さない。顔良は関羽に殺されたからである。もし関帝廟を置けば必ず禍いがあると伝えられている。ある時、その土地の県令がそれを信じないで、顔良の祠の祭りのときに自分も参詣し、わざと俳優に三国志の演劇を演じさせると、たちまちに狂風どっと吹きよせて、演劇の仮小屋の家根も舞台も宙にまき上げて投げ落したので、俳優のうちには死人も出来た。

そればかりでなく、十五里の区域内には疫病が大いに流行して、人畜の死する者おびただしく、かの県令も病いにかかって危うく死にかかったというのである。

およそ戦いに負けたといって、一々その敵を怨むことになっては、古来の名将勇士は何千人に祟られるか判らない。