Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
夜になると、たちまち家根瓦に物音がきこえた。
夜半に至って、彼が絵筆を地になげうつ音がかちりときこえた。家根瓦にも再び物音がきこえた。彼は戸をあけて茘裳を呼び入れた。
室内には燈火が明るく、そこらには絵具が散らかって、筆は地上に落ちていた。しかも紙は封じてあって、まだ啓かれていない。早速に啓いてみると、画像はもう成就していて、その風貌はさながら生けるが如くであった。茘裳はそれを捧げてまた泣いて、その男に厚い謝礼を贈った。
「死後六十年を過ぎては、追写真も及びません」と、彼は言ったそうである。
蘇穀言の随筆にも、宋僉憲は幼にして父をうしない、その形容を識らないので、方海山人に肖像をかいて貰って持ち帰ると、母はそれを見て、まことに生けるが如くであると、今更に嘆き悲しんだということが書いてある。してみると、世にはこういう理があると思われる。
断腸草
康煕庚申の春、徽州の人で姓を方という者が、郡へ商売に出た。八人の仲間が合資で、千金の代物を持って行ったのである。江南へ行って、河間の南にある腰※の駅に宿った。
仲間の八人と、騾馬をひく馬夫とがまず飯を食った。