Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ちゅうごくかいきしょうせつしゅう

中国怪奇小説集

岡本 綺堂

Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme

Aozora Bunko

秦代の法令がいかに厳酷であったかは、これで想いやられる。

帰安の魚怪

明代のことである。帰安県の知県なにがしが赴任してから半年ほどの後、ある夜その妻と同寝していると、夜ふけてその門を叩く者があった。知県はみずから起きて出たが、暫くして帰って来た。

「いや、人が来たのではない。風が門を揺すったのであった」

そう言って彼は再び寝床に就いた。妻も別に疑わなかった。その後、帰安の一県は大いに治まって、獄を断じ、訴えを捌くこと、あたかも神のごとくであるといって、県民はしきりに知県の功績を賞讃した。

それからまた数年の後である。有名の道士張天師が帰安県を通過したが、知県はあえて出迎えをしなかった。

「この県には妖気がある」と、張天師は眉をひそめた。そうして、知県の妻を呼んで聞きただした。

「お前は今から数年前の何月何日の夜に、門を叩かれたことを覚えているか」

「おぼえて居ります」

「現在の夫はまことの夫ではない。年を経たる黒魚(鱧の種類)の精である。おまえの夫はかの夜すでに黒魚のために食われてしまったのであるぞ」

妻は大いにおどろいて、なにとぞ夫のために仇を報いてくだされと、天師にすがって嘆いた。