Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
実際、これらの〈志怪の書〉が早く我が国に輸入されまして、最もひろく我が国の人びとに読まれているのでございますから、その紹介が単なる猟奇趣味ばかりでないことは、先刻からの口上で御諒解を得たかと存じます。では、これから御順々にお願い申します」
主人の挨拶はまだ長かったが、大体の趣意はこんなことであったと記憶している。それが終って、きょうの講演者が代るがわるに講話を始めた。火ともし頃に晩餐が出て、一時間ほど休憩。それから再び講話に移って、最後の『閲微草堂筆記』を終ったのは、夜の十一時を過ぐる頃であった。さらに茶菓の御馳走になって、十二時を合図に散会。秋雨瀟々、更けても降り止まなかった。
この日の講話が速記者幾人によって速記されていたことを知っているので、わたしはその後に青蛙堂を訪問して、その速記の原稿を借り出して来て、最初から繰り返して読んだ。速記のやや曖昧なところは原本と対照して訂正した。そうして出来あがったのが此の一巻である。仮りに題して『支那怪奇小説集』という。さらに主人や講演諸氏の許可を得て、これを世間に発表することにした。諸氏に対して彼氏、彼女氏の敬称を用いず、単に男とか女とか記載したのは、わたしの無礼、御勘弁を願いたい。