Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 368.567 Zeichen · 720 Bildschirme
「男性のした最も下劣にして、不謹慎な仕事が憎めない?」
「いいえ、すべての男子の方が、女を弄ぼうとなさる時分に、その受入れ方に違いがあるばかりです、これがもしかりに、お大尽や高い身分のお方でしたら、その身分が表面を綺麗にし、マドロスさんのような場合には、現われ方が乱暴になるばかりです、どちらにしても、男の方が女を弄ぼうとなさる心持は、同じ事じゃありませんか」
「…………」
「何不自由のない人が、力ずくや、金の力で、幾人の女を弄んでいる世の中に、情に飢えた外国生れのマドロスさんが、これを欲しがったって、それほどに悪い事でありますか知ら、どちらかといえば、かわいそうなものと言ってもいいのじゃないでしょうか」
兵部の娘は平気で、こんな事を言い出しました。こんな論法をがんりきの百にでも向けようものならば、「それほどかわいそうなら、いくらでも振舞ってやんねえ」と、極めて露骨なる揶揄を試むるところであろうけれど、駒井は、それをもてあまして、ああ、昨夜の出来事から、ぶり返した、せっかく、常識にかえりかけた女の調子を狂わせてしまった……不快に堪えない心が募ってきたと見え、