Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
……あなたのお父っあんのような気の強い人もいる。……あれ、髪がそれじゃ、休む前にチョイとまとめてあげませう。(お妙の髪に手をかける)どれ、いい髪だねえ。
妙 すみません。……お蔦さん、あのう、天狗の話何か聞きませんかえ? 何でもこれから皆で横浜の方へ攻め込んで異人打払いの一番がけをやるとか……?
蔦 さあねえ。……仙さんは何もそんな話はしないし。そりゃ噂だけでしょう、だって四、五日前から天狗は水戸の方へ走って行くばかりだと言うじゃありませんか。
妙 宍戸の松平の殿様が水戸様の御目代で湊の方へ御乗出しだと言います。それに加勢に行くのかしら……。あのう、仙太郎さんは、どこへ?
蔦 上郷村とかの寄場の人達があの人を慕ってすぐそこへ来ているそうで、それに会いに。何でもぜひ天狗に入れてくれと言うんでしょう。あ、そう首を曲げると髪がつれます。……いいえ、心配しなくても、いいんですよ、仙さんはそれをことわりに、たしか、行ったのです。
妙 仙太郎さんは、なぜ天狗と一緒に行かないのでしょう?
蔦 なぜ? ……そりゃあ。……ああお妙さんの肌はいくら陽に焼けても白い。……天狗がどうの諸生がどうのってこと、うっちゃっとけばいい。