Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
しかしその鉄拵えの刀や身なり一体が歳にしてはひどくジミで、とりなしなども手堅く、普通の旅歩きの博徒とは少し違う。長五郎はそれこそバラッカキな、生え抜きの博徒の様子。
長五 おい真壁の、そうまあ急ぐなってことよ。向う両国から右に切れようたあ訳が違わあ。いずれを見ても野っ原ばかりだ。足もにぶらあ。お蔦さんが今度こそあ仙さんを連れて来てと言ったっけが――おっと、禁句か。いやさ話がよ、チチチンと、あれ寝たと言う寝ぬと言う、とまあ言ったわけで、あーっ、俺は恋しいや、深川はやぐら下。へん、兄きぁまるでこれから色にでも逢いに行くようだ。
仙太 のほうずな声を出すな。ハハ、色ならいいがな、くらやみ、利根を渡るのはこれで三度目だが、渡船の歩み板を一足ポンとこっちへ降りりゃ、おいらの為にゃ仇ばかりよ。
長五 仇と言ゃあ、よんべの姐やがのう、もう一日居てくれとホロリとした時にゃ、俺も碇を降そうかと、へへへ……考えたもんだ。
仙太 とかなんとか、不景気故の空世辞をまに受けて、枕だこの出来た飯盛なんぞに鼻毛読ませの、ヨダレをくっているなんざあ、見られた図じゃねえ。まず置いて置け。