Japanische Klassiker mit Furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Lesen Sie 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.799 Zeichen · 27 Bildschirme
牛痘にかかった人のうみを他の人間にうつして実験しなければ、確実に自分の考えを証拠立てたとはいえませんから、なんとかしてその実験をする機会はないかと、辛抱に辛抱をかさねて待ちました。その間、医師たちの反対意見などが発表されて、ジェンナーは少なからず、気をもみましたが、かれの信念はますます堅くなるだけでありました。
ついに時節は到来しました。かれが四十七歳のときすなわち西暦一七九六年のことです、数えてみれば研究にとりかかって二十年近くの歳月を経ましたが、その年の春ごろから天然痘が流行しましたので、いよいよ最後の実験にとりかかろうと決心し、最初にだれにうえるべきか、適当な小児を物色しました。わが子のエドワードはもはや実験には役にたちませんので、付近の少年のうちからさがしだそうとすると、幸いにもジェームス・フィップスという八歳の少年を得たのであります。ちょうどそのとき、サラ・ネルムスという搾乳婦が、牛痘に感染しておりましたので、その女のうみをジェームス少年にうえることにしました。
五月十四日! この日は人類の永遠に記念すべきとうとい日です。この日にジェンナーは実験をこころみることにしました。