Japanische Klassiker mit Furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Lesen Sie 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.799 Zeichen · 27 Bildschirme
国際射的大競技
昨年オランダに開かれたオリンピック大会で、わが日本選手が三段とびの第一等に入選したとき、私たち内地の日本人がどんなに喜んだかは、おそらくまだ皆さんの記憶にあらたなるところであると思います。あの新聞記事を読んだせつな、思わずも私の目には熱い涙がたまりました。すべての競技がそうでありますけれど、なかんずく国際競技ほど人の血をわかし肉をおどらすものはありません。
今からおよそ五十余年の昔、普仏戦争の起こるすこし前、フランス陸軍省の主催でパリーの郊外に射的大会が開催されました。当時フランスには世界各国から軍事研究者が留学にきていて、わが日本からも十人余りの士官が派遣され、それらの人々が射的大会に招待されたのでありますから、いわば国際射的大会となったわけです。
当時日本人は、欧州人から見れば、まったく眼中になかったのであります。日本という国さえも認められてはいないくらいでした。そうして、日本人そのものはといえば、欧州人よりも体格は劣るし、有色ではあるし、言語も不自由であるから、自然軽蔑されたのも無理はありません。
けれども日本人には、祖先伝来の日本精神があります。